『アンドリュー・ワイエス』展 感想&周辺ランチ・カフェ情報

美術館・博物館

来館日:2026年10月
開催場所:大阪 あべのハルカス美術館
観覧料(税込み):2,200円

アンドリュー・ワイエス(1917〜2009)は、20世紀アメリカを代表する具象画家のひとり。故郷ペンシルベニア州やメイン州の風景、そこに暮らす人々を、緻密な写実表現で描き続けました。身近な風景を題材にしながらも、光や影の巧みな表現によって、静けさや孤独、人間の内面までも感じさせる作品が特徴です。本展では、窓や扉などのモチーフに着目し、「境界」をテーマにワイエスの芸術世界を紐解きます。

アンドリュー・ワイエス展 | あべのハルカス美術館
アメリカの風景や人々を、深い精神性を宿したリアリズムによって描いたアンドリュー・ワイエス(1917-2009)。日本では17年ぶりの大規模巡回展となる本展では、その作品に数多く登場する窓や扉といった「境界」を暗示する表現に光を当てます。内と…

今回は あべのハルカス美術館 開催『アンドリュー・ワイエス』展の

・チケットの時間指定はあるのか
・当日の混雑状況と所要時間
・独断と偏見の感想
・ミュージアムグッズ
・観覧後のランチ情報
など

を書いていきます。

といっても、私は絵画にめちゃくちゃ詳しいわけではなく、ただ好きな絵を見て心をなごませたい・・・と思っている程度の知識なので、そのへんはご了承ください。

『アンドリュー・ワイエス展』基本情報

チケットは時間指定なし

入り口前はガラガラ・・・・

時間指定はありませんでした。

私が行ったのは開幕後すぐの平日。

チケット売り場には誰も並んでおらず、入場制限もありませんでしたが、会場内はそれなりの人出だったので、今後閉幕に近づくにつれて混雑していくんじゃないかと思います。

混雑状況

上記のように、会場内はそれなりににぎわっていました。

しかし人の頭で作品が見えないよ~ということもなく、子どもが騒いでいるということはなかったので、ゆっくりと鑑賞することができました。

平日ということもあり、本当に絵を見たい人が見に来て(これ重要)、じっくりと作品を楽しんでいる・・・そんな感じでした。

所要時間の目安(約1時間半)

音声ガイドは借りず、ミュージアムグッズも見て1時間半ぐらいでした。

わりあいじっくり見たと思うんですが、さらに細かく見るともう少しかかるかもですね。

写真撮影は可能か(写真撮影OKの作品あり)

第1章、第2章は写真撮影不可でしたが、第3~5章については写真撮影OKです。

展示の構成と見どころ・感想

展示構成は以下の通りです。以下項目ごとに印象に残った作品を紹介していきます。

Ⅰ ワイエスという画家
Ⅱ 光と影
Ⅲ ニューイングランドの家―オルソン・ハウス
Ⅳ まなざしのひろがり
Ⅴ 境界あるいは窓

Ⅰ ワイエスという画家

Ⅱ 光と影

6 マザー・アーチーの教会

いっけんボロボロの教会なのですが、窓から白いハトが。

何かの希望のようにも見えます。

展示序盤ですが、思ったのは

この人の絵は明るくない。

色も黒、茶、グレー、ブルーグレーなどを多用していて、草など細かい部分も描き込んでいるんだけど、

「絵について考える余白がある」

作品な気がする。

だから、絵について熱心に語り合っている人が多いような気がしました。

日本人好みなのも、この「余白」(物理的にではなく、空間?)があるからなのかなーと思ったり。

日本古来の芸術って、観た人に判断をゆだねるものが多いと思うので。

全体的に乾いていて、枯れている雰囲気がただよっているのも

わびさび

に通じるものがあるんじゃないかなあ。

Ⅲ ニューイングランドの家―オルソン・ハウス

41 《クリスティーナ・オルソン》習作
42 《クリスティーナ・オルソン》習作

執着とも言えそうな勢いで、ワイエスは30年間にわたってメイン州にあるオルソン・ハウスとそこに住むクリスティーナとアルヴァロのオルソン姉弟を描き続けます。

オルソン・ハウスは現在も保存されているんですね。

へえ~。

Farnsworth Art Museumのホームページから見ることができます。

オルソン・ハウスのバーチャルツアー Farnsworth Art Museum
模型も展示されていました

43 クリスティーナ・オルソン

キービジュアルにもなっているこちらの作品。

足が悪くて歩くことが難かしいけれども、社交的で自宅に人を招くことが好きだったクリスティーナ。

ワイエスの作品はこんな感じで

光と影

が一つの画面の中にあることが多い。

画面から感じるのは髪をなびかせる風と静寂。

何を思って座っているのでしょう・・・。

44 《幽霊》習作

45 《幽霊》習作

キャプションによると、

「いつもは閉じられているオルソン家の扉をワイエスが開けると、一人の男が立っていた。
はっとしてみると、それは曇った鏡に映った自分だった」

その経験をもとに描かれたのがこの2作品。

幽霊

いてもおかしくないと思えるんですよ、このワイエスが描きまくったオルソン邸は。

人がいない空間でも、誰かがいる・・・(もしくはいた)

ように見える。

怖いよう・・・。

それってハマスホイ「室内―開いた扉、ストランゲーゼ30番地」を思い出します。

山田五郎オトナの教養講座でご確認ください

46 青い扉

扉だけが青い。

ほかの作品でも、周りがダークな色合いなのに、ちょこちょこ青が使われていることが多い。

68 《アンナ・クリスティーナ》習作

これも暗と明。

79 オルソン家の終焉

オルソン姉弟が相次いで亡くなり、誰もいなくなったオルソン邸。

なんで屋根から見た風景なんだろう。

ツバメが

80 オルソンの家

誰も住まなくなったオルソン邸。

雪曇りのどんよりした空になっています。

でもひとつだけ明るく見える窓が。向こう側まで抜けて見えているのかな。

Ⅳ まなざしのひろがり

85 モデルの椅子

誰もいなくなったあとの情景を描くシリーズ

これはモデルが休憩していた椅子とブラウスだけが描かれています。

ここでもブラウスの襟の青色の線が印象に残ります。

87 乗船の一行

「一行」は窓の外に見えるヨットに乗り込んだあとなのかも。

これが一番ハマスホイっぽさを感じたかも。

94 納屋の猫たち

猫がいなくなったあとの納屋が描かれています。

これもタイトルにある「猫」が画面上にはいない。

そしてスカートも青。

92 花びら

写真だと暗めになっていますが、実物はもっと花びらの白がきわだっていました。

この展覧会の中で一番のお気に入りかも。

Ⅴ 境界あるいは窓

説明パネルによると

「ワイエスにとって境界とは隔たりではなく、広い世界へ開かれた窓であったといえるでしょう」

展示場には「102 ヒトデ」を模した窓も設置されていました。

窓を通した向こう側も見えて、こちら側とあちら側、隔たれているのではなく、実はつながっているという情景。

96 オルソン家の表戸

もう住む人もいなくなったあとのオルソン家なのでしょうか。

カーテン(?)がボロボロで寂寥感満載です。

98 ゼラニウム

窓際に置かれたゼラニウムの赤がとても目を引くこの作品。

奥にはクリスティーナが見えます。

「窓」が境界ではあるけれど、奥の窓ともつながっているような気がします。

102 ヒトデ

この作品はカーテンがそよそよしている向こう側に展示されていました。

窓枠にはヒトデ。

全体的な感想

86 灯台

よけいなものをごちゃごちゃ描かない。

この記事の始めのほうにも書きましたが、

(見る者に考えさせる)「余白」

があるのが日本人好みなのかなあと感じております。

今回の展示のテーマは「境界」ですが、窓、扉、階段の先にあるものは白くぽかっと開いている。

決して絶望ではなく希望であるとか、解放(開放)を感じるところも人気なのかな、と思ったりしました。

しかしオルソン家しかり、執拗に一つのモチーフを描き続けるのって、ちょっとコワイ。

モデルにされる側もどうなのかしら・・・。

内面までも赤裸々にされて、嫌じゃないのかなあ。

あと、印象に残ったのは

「誰かがいたあと」

を描いた作品も多く、見ていると少し寒いような、寂しいような、悲しいような、不思議な感覚におちいるのでした。

ミュージアムグッズ

ミュージアムグッズは図録、トートバッグ、Tシャツ、ポストカードなど定番のもの以外にも以下のようなものがありました。

えびチーズサンド
えびチーズサンド
アンテノール ラングドシャ
なぜかキスチョコ
スヌーピーはワイエス好き
クリアファイル
缶バッチとキーホルダーなど
お香
サコッシュ、靴下、ペットボトルカバーなどなど

私は特にスヌーピー好きでもないので、結局ポストカードしか買いませんでした。

種類は多かったのですが、どうもピンとくるものがなかった~。

鑑賞後のランチ

鑑賞後、

「なんかラーメンが食べたいなあ」

と突然に思い、あべのハルカス近鉄本館の古潭に行ってきました。

古潭(こたん)|レストラン・カフェ|あべのハルカス近鉄本店
素材の旨みが融合した、特製白濁スープと熟練職人が練り上げた麺が人気。「あべちか」で生まれて45年間親しまれている味です。
コロッケがついてた

その後に

「なんかお茶が飲みたいなあ」

と思ったので、同じくあべのハルカス近鉄本店にあるOolong Market 茶市場に。

Oolong Market 茶市場 (天王寺駅前/カフェ)
★★★☆☆3.35 ■予算(昼):¥1,000~¥1,999

名前は忘れちゃいましたが、台湾紅茶にナツメなどが入っているものに、ピーナッツクッキーみたいなのがついてました。

お茶でゆっくり、ゆったりして、家路につきました。

参考You Tube

展覧会に行く前に見ておくとより作品を理解しやすくなります。

ご参考まで。

ひとつめは天国に出張中の山田五郎さんの「オトナの教養講座」

著作権の関係で、音声だけになっていますが、それでもとてもわかりやすい。

続いては実際に展示場で絵を見ながらの解説ですので、こちらもわかりやすい。

美術館・博物館
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プロフィール
このブログを書いている人
桂木さらら

国家資格キャリアコンサルタント、EAPメンタルヘルスカウンセラー認定資格合格。ぬりWA®ファシリテーター。
HSPゆえ毎日生きていくのがしんどいなあと思っています。
同じく生きづらいなと思っている人が、この記事を読むことでちょっとでも気持ちが楽になりますように・・・。
noteではメンタルヘルス、キャリアコンサルタントに寄せた記事をゆるゆるとupしていきます。
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